素材について

INDEED製品に使用している多くの革はタンニン鞣し革です。これは皮もタンニン(渋)も自然界にあるもので人と地球にやさしい素材であるということと、なにより私たちが考える「革らしい革」を作りやすいという理由からです。また、革の染色はよりナチュラル感が表現しやすい染料を用い、仕上げには極力人工的なコーティングを施さないようにしています。

このようにして出来上がった革はどちらかというとデリケートで、水などによりシミが出来たり傷つきやすいなどといったデメリットはありますが、使用するほどに革らしい風合いを増し、時が経っても「革」という存在感を感じさせる素材だと考えています。

また、適度なメンテナンスをしていただくことにより長くご使用いただけます。

鞣し(なめし)方法について

「鞣す(なめす)」とは 動物から剥いだ表皮の毛を取り除き、腐らないように施す加工のことです。 始まりは原始時代にさかのぼり、自然界にふんだんにあるタンニン(渋)の液に剥いだ皮をつけておいたところ腐らなくなったというのがタンニン鞣しの発祥と言われています。
身近な植物でいうとお茶や柿、栗などに含まれる苦味成分がタンニン(渋)です。また、「皮」は鞣されることによって「革」となります。

・タンニン鞣し
植物の葉・樹皮・根などに含まれるタンニン(渋)を使う鞣し方法です。比較的固めでコシ・ハリがある革が多く、伸縮性が少ないため型崩れしにくく耐久性に優れています。焼印がくっきりはいるなど、熱や日差し等により色が濃くなるという特徴を持っています。「ヌメ革」とも呼ばれます。
・クローム鞣し
クロム塩を主剤として鞣す方法です。保存性、耐熱性、柔軟性に優れ、染色性が良く衣料革などに適していますが、低温で燃やすと有害な六価クロムを生じることがあります。
・コンビネーション鞣し
クローム鞣しとタンニン鞣しを組み合わせた鞣し方法です。

仕上げ方法について

・染料仕上げ
革本来の風合いを生かす為の染色方法です。自然な透明感があり、色の奥行きが出やすいという特徴がありますが、日差しなどにより退色しやすく、革が持つ傷などもカバーすることも出来ません。その代わり、通気性がよく、色補修などしやすい革となります。
・顔料仕上げ
発色性がよく、塗膜を作るので水ジミなども出来にくく、カバー力にも優れています。ただし、一度傷ついてしまうと補修がしにくい仕上げです。
・グレージング仕上げ
マシンに取り付けた棒状のガラス玉で革の表面を擦ってツヤを出す仕上げ方法です。タンニンなめしの革にこの手法を用いると、表面が平滑になるとともに、摩擦による焦がしたような奥行のある色合いになります。
・素上げ
ほとんど塗装を施していないような仕上げの総称で、染料のみで仕上げた革はもちろん、ワックスやオイル仕上げの革も塗装していなければ素上げと呼びます。傷つきやすく、水ジミなども出来やすいなどどちらかというとデリケートな革ですが、使うほどに革らしさを増し、経年変化を楽しめる革が多い仕上げ方法です。