Month: 10月 2014

訳ありサドルレザー

革は染色してはじめてキズやスレなどが見えてくるといったことが頻繁に起こります。これから紹介する革も10枚オーダーして8枚がキズやオイルジミにより鞄には使用できないと判明した革です。

革はINDEEDグラントシリーズのサドルレザーです。この革はピット槽でフルベジタブルタンニンで鞣し、染革加工所でセッター加工、加脂、染色、ワックス手塗りと手間のかかる作業を経て完成しますが、この一連をコントロールしていただいているのが(有)ケイトラストの菊池社長です。BagYardの勉強会でも講師を務めていただいたことのある、この道60年近い重鎮です。

INDEEDとしても鞄に使用できないものを引き取るわけにもいかず、宙に浮いてしまって困っています。

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≪革の豆知識≫

サドルレザーとブライドルレザーの革の作り方はほぼ同じです。サドルレザーは馬の鞍(saddle)からとられた名称で、ブライドルレザーは馬を引っ張るリードを指すブライドルから、もしくは光り輝く(bright)からそう呼ばれるようになったという説があります。

どちらも馬具用として開発された革ですので、馬の汗や雨などの水分に強くするために、ワックスを塗り込んでいることが最大の特徴です。そのワックスが表面に浮き出て白い粉になる状態を「ブルーム」と呼んでいるようです。使い込むうちにワックスが革に浸透していき、こすられることで独特のツヤが出ます。また、引き裂き強度、摩耗性、耐久性にも優れている革です。

*英国産ブライドルレザーの制作過程や成分は日本製のものとは異なっています。

 


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キズやスレで鞄用としては厳しい革だとしても優れた革であることは間違いないので、小物やパーツ用としてどなたかに使っていただこうということになり、販売することになりました(^。^)/

カラー:キャメルのみ

厚み:約2.5mm

単価:@50~80円/1ds

大きさ:革の半分~(約110ds~)

配送も可能です。ただし送料1500円/1個です。

ネット販売されているサドルレザーやブライドルレザーの単価の半額ぐらいです♪また、訳ありの革ですので、是非ご自分の目で確認していただいたうえでのご購入をお勧めします。その他、サンプルなどの革も安価で販売していただけるようですので、是非!相談してみてください。

ちょうど10/24(金)~26日(日)の3日間、浅草で『A-ROUND 2014」が開催されます。(有)ケイトラストは残念ながら土、日はお休みですが、金曜日ならイベントも楽しめて一挙両得ですね~

A-ROUND   http://www.a-round.info/

詳しくは直接お問い合わせください。

東京都台東区浅草6-15-2

㈲ケイ・トラスト

tel:03-3875-1831

*お電話の際にブログを見たとお伝えください。   map  http://goo.gl/maps/VkX2U

 

上記のグラントシリーズのダレスバッグは現在制作中です。11月下旬にブラック、ダークブラウン各5本ずつ上がってまいります。その後の上がりは3~5ヶ月先になると思われますので、ご購入希望の方は早めにINDEED製品取扱店にご相談ください。

グラントシリーズ No.316112  460×330×170 \150,000(税抜)

【INDEED製品取扱店】http://yes-indeed.com/shoplist.html

 

Bagの色メンテナンスを自分でやってみよう!

INDEEED製品の革は、『素上げの革』と呼ばれる表面にあまりコーティングを施していない革、もしくは染料による染色のタンニン鞣し革を用いています。そういった革はご自分でも色メンテナンスすることが可能です。
それに対して『顔料仕上げ』の革は、表面に塗膜を作っているような状態ですので、専門業者にお任せしないと色の修正は厳しいのが現状です。

 

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INDEEDでは、そういった『素上げの革』の色直しを承った場合、だいたいが市販の染料もしくは、タンナーさんから分けていただいた染料で色を入れていきます。

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市販の染料は、Tハンズさんやネットでも簡単に購入できます。写真のローパスバチックは、水性ですので比較的簡単にお使いいただけます。同じようなボトルでアルコール染料も販売されていますが、あるタンナーさんの技術者はアルコール染料のほうが染まりは良いはずだと言いますが、弊社としては水性のものをお勧めします。

 

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染め方は簡単!
染料を容器に入れて、若干水を混ぜます。この時の量は革の種類、色、劣化具合で変わってきますので、まずはバッグの底などの目立たないところで試し、15分ほど乾かして様子を見ながら調整していってください。

◇染料は1色でイメージ通りに仕上がる場合もありますが、2、3色を混色してお使いになることを想定して販売店舗の方に相談しながらご購入することをお勧めします。
◇色入れは2、3回で終了するようにしてください。重ねれば重ねるほど色は濃くなることはありませんので、濃度や色調整で濃くするようにしてください。また、染料過多になるとインクジミのようになることがありますのでご注意ください。
◇茶系、カーキ、ネービーは特に、塗っている時とは違って赤味、グリーン味にぶれる場合があります。想定の上、試しながらご自分の好みに調整してください。
◇オイルレザーの場合は、仕上げにオイルを塗りこむと色が濃くなりますのでそれを想定の上、おこなってください。
◇日光などで色が飛んでしまったもの(特にブルー系など)は、染料で元の色に戻ることはありません。

最後に保革油を塗って終了です♪

色落ちしている部分はほとんどが表面が削れているためにおこりますので、繊維の状況が変化しており、色落ちしていない部分と全く同じ色になることは稀です。目立たなくなるという程度と考えてチャレンジしてみてください。

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そして最後の仕上げに防水スプレーのご使用をお勧めします。(防水スプレーはよく振ってから目立たないところで試した上でご使用ください。また、吸い込むと危険ですので必ず屋外でご使用ください)

INDEED製品は、使い込むことで独特の色合いや風合いに育つ革を多く用いています。お客様自身がより愛着を持って手をかけていただきたくことで、バッグも存在感を増しより長くご愛用いただけます。

≪今回メンテナンスしたバッグ情報≫

neoリヴァーレ P102112  41,040 円(税込)

http://item.rakuten.co.jp/rustica/001-46/

 

 

INDEEDお勧め保革クリームはネットでも販売しております。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/rustica/n_mainte_goods.html

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