白ヌメ
毎年行われているトスカーナ産植物タンニンなめし革協会のイベント。今年は12月11日、九段下にあるイタリア文化会館で行われました。

1Fエキジビションホールに入った途端、タンニン鞣し革の麗しい香りに包まれました。

写真のように無造作に重ねられた染色前のクラスト生地(白ヌメ)触ってみると微妙に色や風合いが違っていましたが、みなナチュラルな表情の革好きにはたまらない革ばかり。内緒で1枚ぐらい分けてもらいたかった~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1Fエキジビションホールには

”Claft The LeatherーBispoke Edition”という新教育プログラムに参加した学生のベジタブルタンニン鞣しレザーを用いた作品の展示&職人によるデモンストレーションも行われました。

作品のハンバーガーはまるで本物のバンズのようですよね~
ヌメ革には可塑性という特徴があり、たとえば水に濡らして型にはめ込み乾かすとその型に沿って変形し、元に戻らなくなります。
その特性を利用したオプジェのような芸術品もあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミ会長

16:00から開催されたセミナーでのシモーレ・レミ会長のお話では、イタリアの小さいタンナーは、日本と同様に厳しい状況のようです。

生産地がアジアに移動してしまった以上、いくら革のトップランナーであるイタリアといえ、大資本にはかなわないということなのでしょうか?

言葉は聞き取れなかったとしても、シモーレ・レミ会長のベジタブルタンニン鞣しレザーへの情熱や切なさ、守らなくてはならないという思いが伝わってきて胸が熱くなりました。

 

しかし時代には逆らえないようで『モノよりコト』にシフトするような気配。。。
協会所属のタンナーやメーカーの工場見学+トスカーナの大自然、食を堪能できるツアーを募集するとのこと。
職人が観光大使になるということですね(^。^)/
この頭の柔軟さは日本も見習いたいものですね~。

お土産
出席者がもれなくいただいたパンフレットやお土産は、さすが!イタリア!といった質も品もナイスな品々でした。
パンフレットは紙の素材から、イラスト、印刷まで凝った作りで、さすがレオナルドダビンチ巨匠系譜の国民性だと感心するばかり。
そしてダイアリーとメモ帳、鉛筆(?)のような筆記具、クラッシックな部分を踏襲しながらイタリアンモダンが息づいている品々。
この分野は全くかなわないな~と実感。どこか余裕があるんですよね♪

世界文化遺産になった和紙の国もがんばらねば。

 

また、今回はもうひとつミッションがありました。イタリアからインポートする革の今後の動向を聞き出すこと。

そこで、18:00から始まったカクテルパーティーで、アルコールは入ってより陽気になった協会理事パオロ・テスタさんに
質問してみました。(もちろん通訳さんを通してですが)すると、
『今後6ヶ月は革の値上げはないだろうが、その先は全く読めない。』とのこと
やっぱり。。。
来春には国内の革も再再度値上がりするといわれていますが、これは円安に加え、原皮の値段が高止まりするどころかまだ、微妙に値上がりし続けている状況があるためで、イタリアとて原皮が高いのは同じことですから。
(イタリアの場合はウクライナ問題で関係が悪化しているロシアからの原皮の輸入が滞っているためとの情報も、、、)

 

ボルサイメージボルサシリーズのイタリアンオイルレザーは、現在円安のため前回入荷時より10円/1dsほど単価が上がっています。
その上、TEMPESTI社からは発注ごとに単価を見直す可能性があると通達されているのであります。トホホ。
(10cm×10cm=1ds)
このところの円安が続けばインポート革は厳しいーーー

円安の影響で儲かっているのは大企業ばかりかと(;一_一)
今後も皮革産業界及び中小製造業は厳しい日々が続きそうです。

 

トスカーナ産植物タンニンなめし革協会イベントの内容はBagYardブログにも掲載されています。

http://www.bagyard.jp/wp/%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8A%E7%94%A3%E6%A4%8D%E7%89%A9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%81%AA%E3%82%81%E3%81%97%E9%9D%A9%E5%8D%94%E4%BC%9A%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/

楽天ショッピングサイト【ボルサシリーズ】
http://item.rakuten.co.jp/rustica/c/0000000307/

 

デザイナーFoo!